アフィリエイトは、自分のブログやサイトを更新しつつ広告を掲載していく作業がメインで、費用もあまりかけずに比較的簡単に始めることができる一方で、収益が出るまでには粘り強さと時間がかかります。
初期費用がほとんどかからないのは魅力的ですが、すぐに収益が出るものでもないのです。
時間がかかる理由として、サイトの評価が上がるまでにある程度のボリュームが必要ですし、記事を書いてからページ訪問者が増えるまでに、数ヶ月〜半年くらいの時差があることもあり、手応えを感じるのが一年後だったりします。
それで、どんなに記事を書くセンスのある人でも、書き続ける必要があります。
いかに根気強く書き続けることができるかというのが、収益のあるサイトになるためにかなり重要なことになってきます。
今回は、飽きたり、やる気をなくしたりするのをいかに克服して書き続けることができるかについて書きたいと思います。
書かなくなる原因

【書かなくなる原因】
・飽きた
・時間がない
・やる気が起きない
・ペナルティがかかったり、うまくいかないことがあって立ち直れない
・終わりが見えない
などがあります。
よくあるのが、「飽きてしまった」というものです。
最初は、アフィリエイトで収入があったらすごいぞ!という意気込みで始めますが、なかなかすぐに結果が出ないので、嫌気がさしてしまうのです。
はじめは文章を書くのもひと苦労ですし、書くことに疲れてしまいがちだからです。
今まで毎日、ある程度の文字数の文章を書くことはなかったのに、新しく書く習慣が確立されるまでは、強い意志がどうしても必要になりますね。
書き続けるためにできること

【書き続けるためにできること】
・目標を立てる
・失敗を恐れない
・できるだけ早い段階で、NGなこと、ライティングのコツについて調べてみる
・書くための時間を取り分ける
・サイトの全体像や各テーマを絞る
・どんな記事を書くかの構想を練っておく
・アクセス数、収益に気を取られすぎない
・結果が見えてくるまで続けるという意思を強く持つ
・気が散るものや時間を奪われるもの(ネットサーフィンなど)に注意する
・気分転換を上手に取る
・客観的な視点を持つ
・変化を恐れないで取り入れてみる
などがあります。
目標を立ててみよう

まずできることは、どんどん書いてみること、そして、1日あるいは1週間、1ヶ月の間にどれくらいかくかという目標を立てることです。
例えば、1日に1,000文字、2,000文字、あるいは1記事書くというような目標です。
毎日更新しなくてもサイトがダメになることはありませんし、質の悪すぎる記事を増やすよりも、良質な記事を少し時間をかけた方がかえって効果的だったりします。
とはいえ、はじめはまずいろいろ書いてみると、だんだんコツが見えてくるので、ライティング技術を磨くことができます。
また、立ち上げたばかりのサイトにはなかなかアクセスが集まらないのが普通なので、最初のうちに記事数を増やした方が、サイトの評価が上がってアクセスが増えるのが早くなります。
最初は、書くのが遅かったり、いまいちな仕上がりになるのはよくあることなので、だんだんと技術を上げていけば大丈夫です。
※更新頻度についての記事
早めにNGなことについて調べておこう

サイトを立ち上げて書き始める前に、あるいは、はじめのうちに、インターネットやアフィリエイトのルールについて調べておくのがおすすめです。
たくさん書いてから間違いに気がついたら、修正にとても時間がかかってしまうからです。
早いうちに、正しい方法で、記事を書くことを意識しておくと、今後の成長も早くなりますよ。
とくに、NGなことを避けるのは大切です。
グーグルアドセンスの広告を掲載する際や、利用する無料ブログサービスによっては規定があり、マナーに反する記述や写真があると、サイトがブロックされてしまうなどのペナルティが課されることがあります。
ペナルティを受けると、回復させるまでに手間や時間が相当余分にかかりますし、自信を失ってしまう原因にもなるので、はじめから規定に沿って書けるように、勉強しておきましょう。
グーグルのコンテンツポリシーなどのページに詳しく載っています。
誹謗中傷する内容や、攻撃的な内容はNGになっています。誰かに危害を加えるような内容ではなく、健全で良識的かつ読んで良かったと思ってもらえる内容をこころがけましょう。
※グーグルアドセンスのコンテンツポリシーのページ
アフィリエイトをするなら、提携する会社の規定に合わせる
グーグルアドセンスに関連するコンテンツポリシーだけでなく、その後に提携する広告会社などの規定にも注意する必要があります。
ありのまま書いて良いとあっても、ただの悪口や中傷のような内容だと、広告提携が解除されるでしょう。
アフィリエイトにもマナーがありますので、始める前に、注意事項をよく読んでおきましょう。
広告を掲載する前からマナーに沿って書いていれば、アドセンスや各種アフィリエイト登録申請時の審査にも通りやすくなりますよ。
※アフィリエイトについての記事
失敗を恐れない
注意事項をたくさん読むと、うまくできるか不安になったりしますが、失敗を恐れずに書いていきましょう。
ペナルティや契約解除になるような内容は避けた方が良いですが、ただのいまいちなだけの部分は、後からでも修正できます。
はじめのうちは特に、どんな風にできるか、色々と挑戦してみるといいですよ。
ライティングのコツについて調べておく
ただ何でも書くよりは、記事のタイトルの選び方やレイアウトなど、読みやすい記事になるためにはコツがあります。
人気のあるサイトの書き方から学んだり、コツについて書いてあるサイトから、ポイントを抑えておくと、記事を書きやすくなります。
例えば、
・読んでもらいやすいタイトルにする
・記事の要点を絞る
・わかりやすい文章にする
・見出しをつける
・イラストや写真を入れる
・文字の大きさや行間を空けて、読みやすくする
・1,000文字以上、できれば2,000〜3,000文字くらいまで書けるようにしていく
・誤字、脱字をなくし、親しみやすいけれども砕けすぎない文章にする
などです。
他にも、アフィリエイトにつながりやすい文章の書き方などを載せているサイトもあるので、ざっと読んでみるだけでもかなり勉強になりますよ。
※ライティングについての記事
サイト全体の構成を考えておく

ばらばらに記事を書いていくよりも、テーマを決めて、角度を変えてそのテーマについて詳しく書いていくような構成を考えてみると、どんな記事を書いていったら良いのかがわかるので、書きやすくなります。
また、何について詳しいサイトなのかが、読む人にもわかりやすいので、その分野について知りたいときに、「このサイトに行って調べてみよう」「きっと書いてあるはずだ!」という信頼が得られやすいです。
大きなテーマの下に、カテゴリーをいくつか決め、それぞれのカテゴリーに関連する記事を書いていくという流れができます。
書きたいと思っているタイトルだけを、まず考えてみて、そのタイトルに沿って書いていくと、統一感のあるサイトになりますし、何を書こうか迷わないで済むので、サイト作りを続けやすくなりますよ。
最初はアクセスや統計を気にしない
立ち上げたばかりのサイトは、検索によって訪問してもらうまでにかなり時間がかかるものです。
最近の頃は、アクセスがほとんどないので、統計を見ても0が並んだりして、全然面白くありません。
グーグルサーチコンソールでは、表示回数という指標があるので、ページを見られていないとしても、グーグル検査の表示に記事のタイトルが出たということがわかるようになっています。
(関連して、「新しいサーチコンソールでFetch as Googleを利用する方法」の記事もどうぞ。)
惜しいところまで来ているのがわかりますし、表示回数や検索順位を見ると、どの記事に人気が出そうかがわかるので、参考にできることもありますよ。
ただし、統計が気になりすぎて何度も見てしまうと、時間を取られてしまって、記事作りが進まない原因になることもあります。
はじめは統計チェックは少なめにするのがおすすめです。
※ 統計の関連記事
続ける決意を強く持つ
特に大切なのは、「サイト作りを続けていくぞ」という強い意志です。
どんな人でも、ちょこちょこ書いていくのは面倒に感じることがありますし、やる気がなくなることだってありますが、そこをどう切り抜けるかによって、続けることもできるのです。
まだ結果が全然出ていないとしても、収益ゼロでも、積み上げていくと、「あれ、ページビューが増えた」「収益が出るようになってきた」ということが起きるようになります。
別にうまくいかなくていいし、という後ろ向きな気持ちでいると、やめる動機が強くなってしまって、なかなか続きません。
特にセンスが良くなくても、試行錯誤しながら、記事を書き、更新していくと、少ないとしても収益が出るようになるものです。
※ ブログの成長の記事
気が散るものに気をつける

サイトやブログの良い点は、いつでもどこでも自分の好きな場所(自宅や外出先など)で書くことができることです。
職場だと、他の人もいますし、仕事をする場所に来たということで、気持ちが切り替わって仕事に集中しやすくなることも多いですが、自宅や自由な雰囲気のある場所だと、サイトやブログを書いても書かなくても叱られることはないので、関係のないネットサーフィンをしたり、テレビを観たりゲームをしたりして遊んだりしてしまいやすくなります。
気が散るものが沢山あると、集中しにくくなるのです。
また、記事を書くときに、パソコンやタブレットなどに向かうと、インターネットに簡単に接続できるので、好きな分野や気になるニュースを見ているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまうっこともあります。
上手な気分転換はもちろん大切ですが、気分転換のし過ぎにも注意が必要です。
集中するためにできること
記事を書く時間を決めて作業すると、その時間は集中して取り組み、残りの時間は自由に使えるなどのメリハリをつけると良いかもしれません。
もう少しで完成しそうだとなると、一気に仕上げたくなるものです。何度も中断すると、どこまで進んだのか、どうするつもりだったのかを思い出すまでに時間がかかったりします。
アイディアに行き詰まったら、一旦休憩や気分転換をしてから再開する方法も有効ですが、調子が乗っているときには一度に進めるほうが良いこともありますよ。
オフラインの状態で使えるワードや、ノートアプリなどに下書きを書いて、必要な調べ物だけインターネットを使ってすると、書くことに集中しやすくなったりします。
インターネットでその場ですぐに調べた方が、作業効率が良いことも多いのですが、気が散りやすいと感じるならば、オフラインのツールも併用すると良いかもしれませんね。
※インターネットについての記事
変化を恐れずに取り組む
順調だったサイトが、急にアクセスが落ちたり、アフィリエイトの提携を申し込んだのに却下されたり、批判的なコメントが届いたりすると、気持ちが落ち込んでしまいやすいです。
もし、本や雑誌やテレビなどの媒体であれば、一度発表したものの訂正は難しいですが、ホームページの場合、気がついたときに訂正ができます。
初めから完璧にできる人などいないのですから、どんどん修正していけば良いのです。
サイト作りはコツコツとした地味な作業の積み重ねなので、イマイチなことがあっても、落ち込んですべてやめてしまったりせず、修正や調整をして、良い方向に持っていけば、大抵のことは何とかなりますよ。
ただし、強いペナルティが来てしまう前に、サイトやアフィリエイトのマナーについての知識を入れておくのがおすすめです。
客観的な視点でも見てみる

自分のサイトは、よく頑張った結果ではあるのですが、他の人から見ると、「何が言いたいのかわからない」とか「わかりにくい」あるいは「面白くない」と言われてしまうこともあります。
全ての人に満足してもらうのは難しくても、特定の、こういう人たちに伝えたいというターゲットとして描いた人たちだけでも満足してもらえる仕上がりになることが望ましいです。
無理に広く一般的なことでなくても、とても興味を持ってくれる人がいてくれるような記事を目指すのです。
この場合、まずは自分がそのターゲット層の人だとして、「この記事を面白く読めるか」、そして、「はじめてこの記事を読んで言いたい要点が理解できるか」ということを確かめてみましょう。
自分でもイマイチだと思うものは、他の人の反応も良くない可能性が高いです。
あるいは、家族や友人や特定の人をイメージして、「その人だったら、どんなリアクションだろう?」ということも考えてみます。
自分とは違う視点を持った人がいろいろといるので、実際に色んな人に感想を言ってもらうのが一番わかりやすいですが、記事を公開する前に、客観的な視点で見てみると、意外と改善すると良い点がわかる場合もありますよ。
まとめ
モチベーションを保つのに役立ちそうなことをまとめてみましたが、サイトが軌道に乗るには、続けることがどうしても必要です。
最初の勢いだけでなく、コツコツと続けていけるようにしていきたいですね。

コメント